コインロッカー

2013年6月ころの話。

 

 

Aさんは
どうして島にないのか、以前から不思議に思っていました。
観光客からもよく言われていました。

ある集まりで、その話をしたところ、それならちょっと調べてみてくれないかとB氏に頼まれました。

ネット調べてみました。
リストアップして片っ端から電話しまくりました。
しかし・・・・・伊豆大島だと告げるとみんな断られました。
採算が合わないのです、予想はしていましたがまあ当然の理由です。

試しに、他の島にも電話で聞いてみました。
新島も三宅島も設置されていました。
神津島の観光協会は対応がとても親切でした。

しかし最後に電話した会社は違いました。
その会社はすぐ行動してくれました。
下見に大島に来てくれました。
岡田港、元町港、飛行場と現地を案内しました。
見積もりもすぐ出してくれました。

経過をB氏に説明しました。
資料を渡してあとのことは最初の約束通り頼みました。

東海汽船、大島支庁、観光協会も協力してくれました。
費用はかかりません。
逆に収入が発生します。

近日、とりあえず元町港に設置されます。
話が出てからわずか二カ月。
島民だと使わないので気付かないことだと思います。

 

ところで、どうしてその会社は採算があわないのに受けてくれたんでしょう。理由は社会貢献です。この会社は売上高1000億円以上の超大企業なんです。そしてその担当部長さんが、そういう発想のできる人だったということです。小さな島のロッカーの売り上げなんかより、その島の人が観光客へのサービスの一環として努力していることに理解を示してくれたということです。

 

それにしても観光をうたっておきながら、コインロッカーもなかったなんて、それだけで驚きです。









2013年7月19日 東海汽船元町港待合所内に設置されました。

入って左手の一番奥です。

周囲の色とマッチしています。けばけばしくありません。

 


読んだ本

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
天国までの百マイル (朝日文庫)
暴露:スノーデンが私に託したファイル
永遠の旅行者(下)
驕れる白人と闘うための日本近代史
震える牛 (小学館文庫)
リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)
無料 無料 無料